池田町に出向き自治体の持続可能性について勉強をしてきました。
その中で『増田レポート』の話もでてきました。
増田レポートは『2040年までに全国の市町村の半数が消滅する可能性がある』と発表したものですが、その根拠の薄さにびっくりしました。
その論旨は、20歳から39歳までの若年女性人口が2010年から2040年までの30年間で半減以上になる自治体を一方的に「消滅可能性都市」と定義したものです。
これに反して、東京大学名誉教授の大森彌さんはこう発言しています。
『自治体はそんなに簡単には消滅しない』
そう実際は合併等を受け入れたり、諦めたりしなければ自治体は消滅しないのです。
増田レポートも国が過去に『平成の合併』や『道州制』を進めようとした思惑の流れの1つと言えるかもしれません。
国は、大きいものを1つ作ろうとします。
小をたくさん作るといった発想が乏しいのです。
小さな権利を守って行かなければ、いずれ基本的人権の問題にも発展します。
私はいつも一方的に入ってくる情報は疑ってかかります。それは、無条件で信じることは思考停止を意味するからです。疑うことで自分で考える力がつきます。
今回の件でその考えを更に強固にすることができました。
最後に
諦めなければ、町がなくなることはありません。
粘り強く南木曽を守っていきましょう✨